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錦の伝統織物光峯　手織　本袋帯　彩綾葡萄唐草文錦　正絹　手織り　龍村光峯　作

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錦の伝統織物光峯
織物美術家・龍村光峯（たつむらこうほう）作
本袋帯「彩綾葡萄唐草文錦　グレー」

熟練の職人の技が作り出す
繊細かつ大胆で美しい帯。
今や希少価値の高い手機の本袋帯。
光峯の手機本袋錦織帯は黒留袖・色留袖は
もとより、訪問着、付下、無地、小紋、
時として紬にまでも広くご重宝していただいております。

※※※手機本袋錦織帯は帯芯を入れない仕立てで
軽くて結びよく、ウエストにフィットします。※※

本袋帯とは、袋状に織られた帯のこと。
帯の両脇にはつなぎ目がなく、円環状（ホース状）に織られています。
手織りの高機（たかはた）を、そのように織れる仕掛けに準備するのです。
高度な技術と手間がかかるため、今では大変貴重なものとなっています。
しかし、古くから残されているのには訳があるのです。

・たくさん結んでもほつれない。とても丈夫である。
・だから親子4代にわたって使える。
・芯を入れないので、軽くて柔らかく、着用していても疲れにくい。
・多彩で精緻な組織を用いており、どんな着物にも合わせられる。
帯が勝手にコーディネートしてくれます。

「彩綾葡萄唐草文錦（さいりょうぶどうからくさもんにしき）」
作品解説

彩綾葡萄唐草文錦は、今日奇跡ともいえる程
ほぼ完全な姿で遺されている。正倉院の織物中白眉の逸品である。
古代の紋様は近代以降の我々が「抽象」と呼ぶようなものでなく
古代人の魂が祈りのうちに刻んでいった崇高で
且つ己を超えたものであったと思う。
それ故にこのような精緻且つ流麗な紋様の錦が古代に生まれたのであろう。
この錦はおそらくシルクロードを経て西域との盛んな文物交流の中で
葡萄が漸しく生活の中に溶け込んできた頃文化の厚みの極みの中に
生まれ出たに違いない。その洗練された異国情緒は
往時の人々にあこがれに似た気持ちを想い起こさせていたのであろう。
今、ここに現代的素材を駆使してこれを再現するにあたり、
敬虔な古代人の魂との交感を稀いたい。

龍村光峯

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